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贈る言葉シリーズ〜利用者様の想い出(がん末期ターミナルケア)

SORAでは、残念ながら”お別れする”利用者様がいらっしゃいます。

今月もスタッフの心に残った方がいらっしゃいました。
そんな利用者様の想い出をスタッフへのインタビュー形式でご紹介します。
題して、”贈る言葉シリーズ”。第一回です。

(利用者様について簡単なご紹介をお願いします。)

がん末期の80代女性で、約1年半介入させていただきました。
介入当初から留置カテーテルが付いてベッドで寝たきりの状態でしたが、
同居のご主人や息子様夫婦が定期的に通って介護されていました。
最後は約3ヶ月間、毎日点滴をしながら頑張ってご自宅で過ごされました。

(最後の訪問時のご様子はいかがでしたか?)

ご家族に看取られ穏やかな表情をされていました。
エンゼルケアの際、お嫁様より「おしゃれでお化粧もしっかりされていた方」とお話を伺いました。
お化粧道具もたくさんあったので、ご本人のものを使わせていただきました。
ケア後は今にも目を覚ましてお出かけされそうに見えました。

(ご本人との想い出は?)

ケア中はよく談笑させていただきました。
お話の内容は様々でしたが、中でも盛り上がったのが、子供の話と茶道の話。
ご子供の話は、「女の子が欲しかったけど男の子2人で。弟の方が要領良くてね」と。
私自身も男の子2人で同じような様子なので私の話もよく聞いてくださいました。
ご自宅で茶道教室をされていたので、「いつかお茶立ててくださいね。」とお願いしたこともありました。

(ご本人、ご家族にお伝えしたいことは?)

毎回楽しい訪問時間を過ごさせていただきました。
最後の最後まで頑張られていたので、どうぞゆっくり休んでください。
ご主人を含めご家族のみなさまにもケアの介助をしていただき、とても助かりました。
本当にありがとうございました。

心よりご冥福をお祈りいたします。

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