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贈る言葉シリーズ〜利用者様の想い出(パーキンソン病)

SORAのスタッフの心に残った利用者様の想い出をご紹介する
”贈る言葉シリーズ”。第25回です。

(利用者様について簡単なご紹介をお願いします。)

80代の女性です。令和の初めのころより介入させていただきました。
パーキンソン病、レビー小体認知症を罹患されており、
ご主人と、ご本人様の妹様と同居されていました。
娘様もお仕事でとても忙しかったと思いますがよく訪問してくださり、
ご本人を支えてくださっていました。

介入当初はデイサービスなども利用されていましたが、
少しずつパーキンソン病も進んだことで難しくなり、
ご自宅でリハビリや訪問入浴など利用してお過ごしになられていました。

妹様が主介護者となってご自宅で過ごされていましたが、
妹様のご入院がきっかけで短期の予定で施設に入所されました。
妹様退院後、ご自宅に戻ることが決まっていたのですが、
徐々にご本人が傾眠がちとなっていたこともあり、誤嚥のため救急搬送され、
搬送先の病院にてご逝去されました。

(最後の訪問時のご様子はいかがでしたか?)

最後の1か月ほどは施設へ訪問しケアを続けておりました。
パーキンソン病も進行し、日中は傾眠がちになっておりましたが、
訪問の数日前にはご主人や妹様と会われたと施設のスタッフにお聞きしました。

最後にお会いしたときは、話しかけると開眼し、はい、いいえ、などのお返事をしてくださり、
マッサージをしている最中は気持ちよさそうに閉眼されておりました。

(ご本人との想い出は?)

ご自宅への訪問がおよそ4年半続き、ご自宅でケアをしながらたくさんお話をしてくださいました。
訪問すると車いすに乗って待っていてくださり、妹様も交えながら時に冗談を言ったり、
お二人の小さい時の思い出話などもたくさんしてくださったことをよく覚えております。

訪問時間終了時にはいつも看護師の名前を呼んでくださり、また来てね、待ってますね、
と言ってくださりとても嬉しかったです。

(ご本人、ご家族にお伝えしたいこと)

長期間パーキンソン病と共に歩まれ、症状が変わっていく中、
ご家族に支えられながらご自宅でとても頑張られておりましたね。

妹様と仲が良く、おふたり互いに支え合っておられたように思います。
長期にわたって病気と闘い、本当にお疲れ様でした。

心よりご冥福をお祈りいたします。

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