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贈る言葉シリーズ〜利用者様の想い出(関節リウマチ・パーキンソン病)

SORAのスタッフの心に残った利用者様の想い出をご紹介する
”贈る言葉シリーズ”。第28回です。

(利用者様について簡単なご紹介をお願いします。)

80代の女性です。お一人暮らしでしたが、毎日娘様が通っておられました。
もともと関節リウマチ、パーキンソン病を患っておられましたが、
腰椎圧迫骨折で入院されたことから下肢筋力の衰えが進みADL低下が顕著になりました。
およそ4年間リハビリにて介入させていただきましたが、
最近は意識消失により救急搬送されるケースも多く、長い入院こそされなかったものの、
不安定な状況が続いていました。

最後も娘様がいらっしゃる時に救急搬送され、そのまま病院でお亡くなりになりました。

(最後の訪問時のご様子はいかがでしたか?)

ベッドに横になり目を閉じておられ、体調を伺うと「つらい」と仰っていました。
この一か月は一週間ごとにお会いするたびに体調が悪くなり横になっていてもおつらい様子でした。
肩や背中のマッサージをさせて頂くと「気持ちいい」と仰り、
最後は「ありがとう」としっかりとした口調で目を開け挨拶をしてくださいました。

(ご本人との想い出は?)

とても穏やかで優しい方でした。
介護してくださる娘様にも常に感謝の言葉を述べられていました。
手先が器用だったようでご自身で作ったお洋服を着ておられたり、
お部屋には以前描いたという繊細な絵も飾られていました。
コーラスをされていたとのことで一緒に歌を歌い楽しい時間も過ごせました。

(ご本人、ご家族にお伝えしたいこと)

今は身体のおつらさからも解放されておられるのではと思います。
安らかにお休み下さい。

献身的に支えておられた娘様。
少しゆっくりお身体休めてくださいね。

心よりご冥福をお祈りいたします。

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