(利用者様について簡単なご紹介をお願いします。)
一人暮らしをしている70代のがん末期の男性で、ケアマネージャーを通して入院先からターミナルケアの依頼がきました。
連絡がきたときは在宅酸素を使っていてベッドで寝たきりの状態でした。最後は自宅で過ごしたいという本人の思いがあり、在宅に戻ってきたそうです。
(利用者様にはどのような対応をしましたか?)
退院直後はしばらく毎日訪問していましたが、落ち着いてからは週2~3回の訪問をしていました。
訪問時は清潔ケアとしておむつ交換、清拭、管の処置や足のむくみのマッサージなどその都度できることを行いました。
(利用者様からはどのような言葉をかけてもらいましたか?)
寝たきりの方でしたが、なにかケアをすると「ありがとう」と言ってくれたり、笑顔を見せてくれるといった反応をしてくれることがあり、看護師が訪問しているときにはすごく安心している様子でした。
その反応をみて、私もこの利用者様が最期に自諾に戻って生活をすることができ、そしてそのお手伝いをすることができて本当によかったと思いました。
また、利用者様が発熱して急遽状態確認をしに私が訪問した際、1人暮らしで心細かったこともあってか、涙を浮かべて「ありがとう。」と言ってくれたことがあって、そのときは安心してもらえてよかったと心から思いました。
このような経験は病院で働いてるときにはなかったので、とても印象に残っており、訪問看護の良さを実感しました。
今はもう亡くなった方なのですが、看護師が定期的に訪問することで終末期の生活をご本人が希望する自宅で送ることができ、最期に利用者さんの思いを実現することができてよかったと思います。
(SORAの利用をご検討いただいている方へメッセージ)
スタッフ全員が元気で明るく、患者さん思いで、丁寧に看護を行っているということがSORAの訪問看護の魅力だと思います。
患者さんやその家族が在宅で過ごす上で大切にしていることを尊重して、しっかり一人ひとりの利用者さんと向き合って対応させていただきたいと思うので、なにかあったらSORAに相談していただけたらと嬉しいです。