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  • 居宅介護〜80代夫婦でご家族が遠方で生活されているご家庭【ケース2】

背景
80代ご夫婦で戸建てに2人暮らしをされていました。

奥様の認知症に進行がみられ身体的な介護も必要になったことから、ご主人一人での介護は困難なためサポートをして欲しいと遠方で生活されているご家族から依頼がありました。

ご支援前
まず、ご自宅に訪問しご夫婦の健康状態や身体や生活の状態を伺いました。

寝起きは既存のベットから一人で寝起きできる状態であり、家具等につかまりながらの移動は可能で、環境的にも生活の導線(トイレや風呂場等へ移動する道筋)は確保できている状態でした。

食事はご主人が作られており、食事の動作は奥様一人で食べられている状態。しかしながら、同じような物を食べている事が多く、栄養のバランスの配慮が必要でした。

排泄は一人でトイレにも行く事はできるが尿意が曖昧で失禁がみられるようになっていました。お風呂の浴槽の高さが高く、一人での入浴は困難だが、ご主人は高齢でもあり入浴の介助は難しい状態でした。また、内服や薬の管理はご主人が行っていました。

ご支援内容
食事に関して、ご主人が料理を作るには手間もかかり、同じようなものを作らざるを得ない状態の為、訪問介護の導入による調理や配食弁当を提案いたしました。

その結果、出来れば手作りの物を食べさせたいという希望をお持ちだったため、そのお考えを尊重し訪問介護で奥様分の調理を行う事になりました。

入浴に関しては、高血圧症もお持ちだったため日頃の健康状態の把握もできるようにするために、訪問看護による健康チェックと入浴介助、通所介護による入浴を提案いたしました。

その結果、人との交流が苦手なのでまずは訪問看護での入浴介護を行う事となりました。

また、排泄に関しては、オムツ類の申請ができる(自治体により条件は異なります)為、オムツの助成を提案いたしました。

ご支援後
介護サービスを利用する事でご主人の介護負担が軽減できるようになりました。また、奥様は家族以外との交流の機会ができる事で身だしなみに気をつける等、外に向けての意識がもてるようになり表情が以前より温和になった印象を受けました。

今後は、リハビリや認知機能の維持の為にも通所介護の再提案をしようと検討しております。