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精神科のリハビリも対応できるようになりました!

もう9月ですね。寝苦しい夜はだいぶ減ってきたように思います。

今月から精神疾患をお持ちの方向けのリハビリにも対応できるようになりました。
具体的には、SORA在籍の作業療法士(OT)が、精神科対応のための特別な研修を修了いたしました。

実は、精神科訪問看護でのリハビリは、通常のリハビリと違ってOTしか対応できません。
しかも、精神科対応の一定の経験や特別な研修を修了した者しか サービス提供できないことになっています。

今回資格取得したOTは、
訪問リハのベテランでもありますので、
在宅療養されている精神疾患をお持ちの方にとって、とても心強い存在になると思います!

 

ところで、リハビリ職の理学療法士(PT)と作業療法士の違いをご存知ですか?

一言で言うと「PTは身体に特化、OTは心身両方にアプローチする」とされています。
PTは、物理的な治療方法を活用することで、
おもに「身体的」な症状や障害に対してアプローチしていきます。
その意味では、身体機能の回復・維持といった点については、
より専門性が高いと言えます。

一方、OTは、身体的なリハビリと同時に趣味などを通して「心理的」な負担を減らすことを考えていきます。
特に食事、排泄、入浴といった日常生活を送るうえで必要になる動作(箸を持つ、炊事をするなど)を訓練します。
また、精神に障害のある人などに対して、考え方を変えたり、あるいは気分を発散させたりするアプローチを行い、社会復帰を図ります。

 

関節を動かしたり、筋肉を発達させる訓練を行ったりすることで、
身体機能に問題を抱える人をよりよい方向へと導くという目的は同じですが、
そのアプローチ方法に両者の特色があるようです。

 

とは言え在宅医療の現場では、
どちらも利用者様とご家族の意志や事情を尊重して、最善のケアを提供していることには違いはありません。

少しでもリラックスした在宅療養生活を送っていただけるよう、
スタッフ一同頑張っています!

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