今日のSORABlog

訪問看護リハビリステーションSORAのブログ

  • HOME
  • ブログ
  • 贈る言葉シリーズ〜利用者様の想い出(大動脈瘤・高血圧)

贈る言葉シリーズ〜利用者様の想い出(大動脈瘤・高血圧)

SORAのスタッフの心に残った利用者様の想い出をご紹介する
”贈る言葉シリーズ”。第34回です。

(利用者様について簡単なご紹介をお願いします。)

90代の女性です。
お一人暮らしでしたが、同じマンションの別室に息子様ご家族が暮らしておられ、
一緒にお食事をとられるなど安心して過ごされていました。

既往症の心配と少し認知面の低下が見られたことから看護師が介入し、
その後リハビリにも取り組んでいただきました。

ある日スタッフが訪問すると応答がなく、合鍵で入室したところ、
浴室でお亡くなりになっていました。
その後お聞きしたところ、ヒートショックが原因だろうとのことでした。

(最後の訪問時のご様子はいかがでしたか?)

最後の訪問は、いつものようにご本人のお部屋に入るとベッドで休まれていました。
「こんにちは、今日もよろしくお願いします。」と声掛けすると、
すぐに「こんにちは。」と返答していただきました。

お一人でベッドから起き上がり、歩行器を使用してダイニングテーブルまで移動していただきました。
膝の痛みがあるため、体調を伺ってから、足のストレッチと筋力トレーニングを行いました。
疲れやすい様子がみられやすいため、休息をとっている間は昔の思い出などをお話ししていただいていました。

(ご本人との想い出は?)

ご本人のとのお話の中で、お父様が教員熱心と話されていました。
高校卒業後の進路を考えている際、「行きたいなら大学に行って良い」と言われたことで、
大学の英文科への進学を決心されたとのことでした。
教養のある方で、社会奉仕活動にも参加されていました。

(ご本人、ご家族にお伝えしたいこと)

訪問すると丁寧にあいさつしていただき、
前向きな気持ちでリハビリに取り組んでいただきありがとうございました。
左膝関節に痛みがありながらも、下肢筋力トレーニングや歩行練習を行っていただけました。
ベッドからトイレへの移動もお一人で行って頂けました。

ご冥福をお祈り申し上げます。

 

 

関連記事