実践編!認知行動療法【その2】
こんにちは!
作業療法士の小山です。
今回は「認知行動療法」の具体的な方法の一つ、
「日常生活記録表」をご紹介をします♪
通所でも在宅の方でも、軽度の精神・認知障害、
高次脳機能障害をお持ちの方に用いると、
自分の生活リズムや感情コントロールの改善の手助けにつながるものになります。
『日常生活記録表』は、
簡単に言うと、日記のようなものになります。
朝起きてから寝るまでの自分の行動を大まかに記録し、
その日の充実度(10段階)を記録します。
それらをなるべく毎日記録し1週間分をまとめて振り返り、
良かった点・悪かった点・来週の予定を記録します。
その方の能力や症状によって記録内容は減らしたり増やしたりと、
細かく調整します。
記録表を用いながら自分の生活の記録をすることと、
その振り返りを一緒に行うことが大事になってきます。
ご本人が記録した記録表をもとに、リハビリスタッフと話し合いを行い、
「どうして充実度が〇〇なのか。」
「なぜ感情的になってしまったのか。」
「そうならないためにはどのような対策がとれそうか。」など、
自身の生活リズムを再確認し対策を話し合います。
また、記録表を書くにあたり、
その日の出来事やその時の感情を思い出すための
「記憶機能」を鍛えられるなど、
右の画像にあるように様々な効果が見込まれます。
このように、「日常生活記録表」は
自身の生活状態を紙に記録することで、
問題点を外在化(自分の中から取り出す)し、
自分の生活や感情を客観視するための手助けになります。
ご興味がありましたら、ぜひお試しください♪
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訪問看護リハビリステーションSORA
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