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贈る言葉シリーズ〜利用者様の想い出(COPD・在宅酸素療法)

SORAのスタッフの心に残った利用者様の想い出をご紹介する
”贈る言葉シリーズ”。第9回です。

(利用者様について簡単なご紹介をお願いします。)

COPD、慢性呼吸不全の80代後半の男性で在宅酸素療法を受けていらっしゃいました。
呼吸苦によるADL低下、認知症の進行などがあり、呼吸リハビリを目的に、
呼吸療法認定士の資格をもつ理学療法士が中心になって介入させていただきました。
約1年間リハビリを続けた後、お亡くなりになる1ヶ月前に体調を崩し入院されましたが、
最期はご自宅でというご希望があり退院され、1週間程度ご自宅でご家族とお過ごしになりました。

(最後の訪問時のご様子はいかがでしたか?)

最後の訪問の日は、ベッド上での会話中心のリハビリとなりました。
退院されてからは主に奥様の介護による自宅療養となっていました。
食事はほとんどとれず、奥様が声掛けして水分を摂取されていました。
私が声掛けすると「どうも」と返答していただき、身体の様子等を伺うことが出来ました。
退室する際も「また来てね」などご本人様から見送る言葉を頂けました。

(ご本人との想い出は?)

開始時のリハビリ目標は屋外歩行の持久力を拡大する事でした。
とても気さくな方で、屋外を歩いているとご近所の方に声をかけ会話を楽しまれていました。
ご本人様は野球がお好きで、子供の頃にプロ野球選手から指導を受けたエピソードをお話して頂きました。
また、近くの小学校の少年野球チームの監督をされ、子供達との関わりや野球の指導もお好きな様子でした。

(ご本人、ご家族にお伝えしたいこと)

退院後の1週間、気持ちが落ち着くご自宅で過ごすことが出来て、とても良かったと思います。
ゆっくりとお休みください。
また、ご家族様におかれましても、難しい症状のなか、在宅生活をお支えになった事は
ご苦労が多かったと思います。
あらためて感謝いたします。ありがとうございました。

心よりご冥福をお祈りします。

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